こんにちは。

学校が休みになって久しいです。
長男の通う都立の特別支援学校では、つい先日、動画のリンクがHPに掲載され、子どもたちに取り組むようにとの連絡が入りました。
運動系のYouTube3本と、教科の課題と音読課題のリンクです。(児童生徒が本人のレベルで選べるように多岐にわたっています)
(長男は、ガン無視していますけど…


一方、次男が通う学校では休校が始まった直後から、TVCMでもおなじみの民間のお勉強アプリを利用して、毎日それぞれの科目の担当先生からその日取り組む課題を指示され、取り組んだ後は別の連絡アプリ経由で先生に提出という流れになっています。
更に、先日は担任による面談の機会が設けられ、希望者は生徒と先生のSkypeによる面談かチャットによる相談か選べたりもしていました。
次男は、チャットによる相談を選択し、日々ゲームの誘惑に負けて学習が遅れ気味、学力低下への不安などを相談したそうです。(「先生に優しく『大丈夫だよ』と言ってもらえた」、と安心してから報告しに来ました


と、まぁ、学校の違いの上に生徒の違い、そして本人キャラの違いで我が家は取り組み方に180度の開きがあるわけですが



先日の小論文の課題に関して、次男から「これでいいと思う?」と珍しく声掛けがありました。
先生に送信する前に持ってきた原稿用紙。
高校一年生でこの内容の文章を書くのか、と我が息子ながらちょっとびっくりしました。

というのも。

その内容が「出生前検査について」だったから。
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(本人の許可を得て掲載)

【基本となる論文の内容】
出題の基本になっている論文の主旨は、「科学技術の発展によって遺伝情報の解明とそれに基づいた医学の発展」についての論考です。

遺伝子診断が可能になることにより、
1.疾病の発症可能性がわかるようになる
2.出産に際して疾病関連遺伝子の有無や、更にはそれ以前の婚姻に際しての配偶者の持つ遺伝子などの調査
3.生命保険はじめ各種疾病に関する保険の保険金支払いリスクと保険料との関係
などがわかるようになる。
これは、科学的知見の大きな飛躍である。

という内容で、これに対して上記3つの要素のうち一つを選んで反論を述べるというもの。

本文で一番文字数を使っているのが実は3番目の保険に関して。
つまり、遺伝子検査によって個人的な疾病の予測が立てば保険金を支払うリスクが明確になるので、結果的にリスクの低い人の保険料を下げることができるだろう、というもの。

ところが次男が反論を記述するために選んだのは、2の出生前診断について。

出生前診断については、昨今、検査をして何らかの異常が見つかった妊婦のおよそ9割が中絶を選ぶということ、そしてその「異常」の大部分が長男と同じダウン症など染色体異常ということもあり、家庭内ではこの検査については触れたことはありませんでした。

とてもセンシティブな問題ですものね。
まだ15,16歳の子どもとの話題になるとは考えてもみませんでした。


次男の書いた小論文が今回の学習課題として求められている目的(出題された論述形式に基づいて段落構成を考える)に合致しているかどうかは別として、改めて彼が書いた内容を要約すると。

人は目に見えないものに対しての認識力が低いから、実際に子供の姿を確認し、目と目を合わせるまで子供存在を認識できていない。そんな状態でこの診断を受ければ、不安を減らすためにも、子どものためと理由をつけて中絶を選んでしまうだろう。
だが中絶をするということは命を絶つ行為であることを忘れてはならない。子どもの(存在の)認識ができていないとこのこと(命を絶つこと)を忘れがちである。()内は筆者注。

という流れから、

従って、出生前診断の結果を発表する際に、必ず前向きになるような話題も入れるべきだと提唱したい。将来のことに心構えしつつも、いかに実際に子供と会いたいと思わせるかが肝要であると考える。(原文ママ)

と、結論付けていました。


【人間の認知力からの視点が面白い】
稚拙な部分もあるけれど(親バカ)、「母親の立場で考える出生前診断」とは視点が違っているのが発見でした。

今の出生前診断とは異なりますが次男を身ごもった時受けた羊水検査の時のとても複雑な気持ちを改めて思い出しました。
(その時の不安な気持ちが、次男の精神にも影響しているのではないかと気になっているところがあります)

それにしても、彼が反論の題材に2番目の出生前診断を選んだことに長男の存在が影響していることは確かです。
いろいろな思いがある一方で、客観的な見方もこういう問題を解きながら身に着けていくのですね。
いつの間にかしっかりしたものだ、と私にはちょっとした感動でした。

なにより、つい半年くらい前までは、長男のことを全否定していたのに障がいのある子どもの命も「大事な命」として認めてくれているのが親として嬉しかったです。

ということで、今日は高校1年生向け(?)の論文の題材の新規性と、きょうだい児としての次男の変化(成長)の驚きについてお届けしました~。


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