学校選び PR

ダウン症のある子の就学ー学校見学のチェックポイント4つ

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

就学に向けて子どもを通わせたい学校を見学する上での最終チェックポイントをご紹介。
入学前(年長さん)のときに確認しておきたい点、見ておきたい点をまとめました。

教室の環境や雰囲気

教室正面には何がある?

クラス目標や標語であっても、 教室正面、黒板上辺りに掲示物があると子どもは集中しにくいです。
色味のあるものや目を引くものが貼ってあるかどうか。
なるべくシンプル(殺風景)がベストです。

時間割りの教科の数は?

学校によって設定している教科の数は違います。
学校ごとの教科の数、実技の数を比べてみて。

教室はいくつある?

到達度別に分かれて授業をすることや、ちょっとした運動や作業(工作)など特別支援学級では少人数に分かれて活動することが多いので、使用する教室数も多いです。
昨今は障がい児の数が増えているので、本来の教室とは違う用途の部屋をやむなく使っている場合も。

クールダウンが必要なお子さんが使う部屋(場所)などキープされているか 、広さは?いくつある?
どんな環境になっているかチェック。

スネイリーママ

楽器倉庫を教室として使って勉強している学校もありましたよ。

支援学級周りの環境は?

トイレまでどのくらいの距離がある?
洗濯機は用意されている?
先生の職員室は支援級に隣接したものと本職員室とふたつある?

スネイリーママ

本職員室に席がなくて教員が流罪みたいに感じていた学校も…。

学級の学年構成と通常級との関係

学年構成は?6年生は何人いる?

特別支援学級だと縦割りクラスになっていることが多いです。
学年ごとの人数のバランスや、到達度別クラスの年齢バランスはどのような感じか。

スネイリーママ

自分の子どもがどのクラスに入ることになりそうかイメージしてみて


基本的に6年生が出ていった数(卒業した数)が新入生が入れる数の筈ですが、通常級から来る人数がすでに決まっている場合も。(その分、新入生の枠が減る場合も。)
新入生の数によっては、クラス構成が変わる(配置される教諭の数が変わる)場合もあります。
*支援学級1クラスの人数は8人と文科省令小学校設置基準で決まっていますが、ひとクラスに何人の教員を配置するかは自治体によって異なります。

地元自治体の場合:
児童8人に対して担任2人、児童数9人~15人に対して担任3人、16人~25人が4人

例えば
現在6年生が9人(=担任3人)いて、次年度入学する1年生が8人だった場合
⇒クラスが一つ減るので担任も2人に減数。

スネイリーママ

上の例だと環境としては激変ですよね。

休み時間を挟んで見学してみる

休み時間の過ごし方

休み時間の過ごし方で学校全体の中の支援級の関係性も見られます。
担任も一緒に遊んでくれるクラスや、通常級のお友達が気軽に遊びに来るクラス、児童同士がすれ違っても全く無視の学校など、学校によってカラーがあります。
息子の学校では長休みに 支援級も含めた全校生徒を1年から6年まで縦割り班にしたインクルージョン活動がありました。

スネイリーママ

塗り絵が未熟な児童の作品を先生同士で揶揄しているのを目撃したことも

主任教諭と話してみる

休み時間を挟んで見学してみると、学級運営の雰囲気がわかります。
学級運営方針を話してくださったり、我が子の様子を聞いて疑問点や課題に思いを馳せてくれたり。
一方でダウン症というと後ろ向きの反応をされる場合も。

スネイリーママ

連日通っていたら、異動情報をこっそり教えてくれて、後任に申し送りをしてくれてました。

可能だったら校長と面談してみる

正式に就学を決める前でも時間を咲いてくれる校長もいます。
面談というほど改まった席でなくても、説明会に顔を出した校長と話をして見るだけでも校長の特別支援教育に対する考えが垣間見ることができます。

校長の考え方が学校運営に影響するので、支援学級に対する理解がある校長の場合は支援級の環境も概ね平和、見下している学校だと支援級の教諭のメンタルも後ろ向きだったりします。
校長のタイプによっては、支援級の主任教諭に全てお任せ、主任教諭の方が持っている場合も。

番外編ー学校全体の雰囲気

PTAの雰囲気で学校全体の雰囲気がわかる

新型コロナ感染症の影響で、以前のようにオープンに見学するのは難しいと思いますが、受付PTAの人がいる場合、その学校の構成家庭の雰囲気や、支援学級に対する通常級の保護者の態度など垣間見ることができます。

長男の場合

可能なら、なるべく早い段階から見学をしてみることをおすすめします。
同じ区内の特別支援学級でも、地域に置かれた環境や校長の運営方針でほんとに様々。

学校による教員の質もいろいろです。
ある学校では、自閉傾向があるお子さんに担任がヒステリックに課題を強要してパニックを引き起こしているのを目撃したことも。
見学者がいるのに教室の後ろで居眠りしている先生がいたり。

お気に入りの学校には何度も足を運んだので、主任教諭と休み時間いろいろお話させていただきました。
ただ、その教諭は、次年度異動(退職)が決まっていて、入学してみたら後任の先生に申し送りをしてくださっていました。

希望の学校の校長とも面談をしました。当時の自宅からはその学校が遠距離だったのですが、もし入学希望者が多い場合を伺うと「近い児童の入学希望を優先する」と。
なので、学校近くに引っ越しました。

そうやって選んだ学校の環境は本当に良く、通常級との交流もごく当たり前になっていました。
残念ながら長男が4年制の時学校統合があり、「支援級のある学校には来きたくなかった。」と保護者に宣言する校長が着任して環境は激変。

残念ですが、公立小学校である限り先生の異動は付きもの。
選んだ結果がずっと続くとは限らないので、柔軟な対応と先生との良好なコミュニケーションを築けるようにこころがけてみてくださいね。

↓↓ランキングに参加しています。
↓↓応援よろしくお願い致します。